つわりが始まるのは妊娠の初期である5週目に始まり16週あたりまで続くとされています。
5週目は胎嚢が確認できる週で妊娠してから約1ヶ月を過ぎたあたりです。
赤ちゃんを異物と体が認識してしまうため起こるなど原因はハッキリとわかっていません。
50%以上の妊婦さんが経験すると言われていて、吐き気、唾液の増加、眠気やだるさ、食べ物の好みの変化などの症状があります。
匂いが敏感になってお米の炊ける匂いを想像しただけでも気持ち悪くなる妊婦さんが多いです。
16週を過ぎるとつわりが無くなる傾向にありますが、つわりは初産婦に多いためこれから妊婦生活を迎えるにあたって「こんな状態がずっと続くのか、、」と不安になってしまうはずです。
アイバランス治療院でもつわりの施術をしますので実際につわりのあった妊婦さんに効果があったツボをお伝えいたしますので試してみてください。

【目次】

この症状だったら病院へ

つわりがひどくなってしまうと「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病気になります。
・1日中ずっと吐いてしまっている
・体重が急激に減少して数日で5kg以上減っている
・尿が濃い黄色をしている
・日常生活に支障が出ている
・血圧が低下している
このような症状が出ていると危険な状態なのですぐに病院を受診しましょう。
妊娠悪阻は妊婦さんの1〜5%に起こると言われていて「つわりだから気持ち悪いのは仕方がない」「人に迷惑はかけれない」と思って家に一人でいる妊婦さんは注意が必要です。
吐いてしまって脱水状態になっていると「喉が渇いている」という感覚もなくなってしまいます。
「口が渇く」「だるくなってくる」「頭痛やめまいがする」と言った症状は脱水症状になっているのでこの時点で水分補給をしても遅い場合がありますので病院で医師の判断仰ぎましょう。

東洋医学的なつわりの分析

東洋医学的にはお腹に赤ちゃんができると体に熱が溜まってしまう状態になります。
熱は上に上っていく性質があるため吐き気を誘発します。逆に冷えは下に落ちる性質があるため下痢をします。
妊娠すると「冷えが治った」という方もいます、そのくらい体に熱が溜まってしまいます。
なので体の熱を取り除くようにするとつわりが改善していきます。
東洋医学ではつわりは3つの分類に分けることができます。

【熱つわり】
暴飲傾向や濃い味を好きな方に多く、胃液がこみ上げてくるような感覚があり空腹になっていると気持ち悪くなってきます。
このような方は胃に熱が溜まっていることが多いので冷たいものを欲しがります。
冷たいものを撮るのもいいのですが胃が急激に冷えることでさらに刺激物を欲しがります。
濃い味、刺激物

冷たいもの(アイス)

濃い味、刺激物

冷たいもの(アイス)
といったように極端な食べ物を欲しがるようになり胃に負担がかかり胃液の産生が多くなり、胃液が逆流する感覚になります。
なので少量ずつ冷たいものを口に含み口腔内を冷やすようにするといいです。
また目の周りをアイシングしてあげることでも気持ちが楽になってきます。

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【肝つわり】
仕事をしている妊婦さんに多く、吐き気にプラスして胸焼けや頭痛、イライラ感がある妊婦さんです。
つわりの気持ち悪さはまあまあなんだけど二日酔いや乗り物酔いの様なスッキリしないような感じがあります。
妊娠初期に仕事を頑張りすぎて詰め込んでしまうと肝つわりになってしまいます。
血液がドロドロになっていて水分が足りていないことが原因なので飲めたらレモンを絞って果汁と水を混ぜてレモン水を飲むとつわりが楽になってきます。
妊娠中は唾液の量が少なくなっているため虫歯になりやすいのでレモンなど酸っぱい食べ物を食べたときは歯磨きをするようにしましょう。

【水つわり】
体が細くて疲労感が常にあり天候によっても体に変調が出る虚弱体質の人で、喉は乾くが水を飲むと吐いてしまうという妊婦さんです。
あまり多くないのですが体が冷えているため冷やすと体調が悪くなってしまいますので味の濃い刺激物ではなく生姜など体を温めるスープを飲んでください。
また歩いたりして太ももを刺激してください。人の体の中で一番大きい筋肉である太ももやお尻の筋肉を動かすと血流が良くなり体の状態が良くなります。
また体重減少が過度にみられる場合は医師に必ず相談してください。

つわりに効果的な3つのツボ

【膻中(だんちゅう)】
胸の中央に骨があります
ここをグリグリと拳で刺激をしてください。
最初は結構痛み強くて呼吸が止まるような感じがありますのでゆっくりと優しくグリグリと刺激をしてください。
ここは溜まってしまった気を発散するツボです。
30秒ほどグリグリすると呼吸が楽になり、胃のムカつきを抑えることができます。

【足三里(あしさんり)】
膝のお皿の外側から指4本分下に足三里のツボを取ります。
ここは胃のツボで有名なところで胃の余分な熱を取ってくれる効果があります。
胃のムカつき、胃痛があるときに効果的です。

【脾兪(ひゆ)】
背中の真ん中で一番筋肉が盛り上がっているところにツボがあります。
ご飯を食べた後に胃が気持ち悪い時に効果は発揮するツボです。
ここは自分で押せないので横向きで指圧してもらうかテニスボールを二つ並べて仰向けでゴロゴロすると胃の重さが取れてきます。

つわりで何も食べる気がしない時はこれを

1、お粥に梅干し
お粥にすることで水分補給もできて梅干しのクエン酸でつわりを軽減できる働きがあるとされます。

2、レモン水
水にレモンの果汁を絞りレモン水を作ると飲みやすくて吸収もいいのでオススメです。

3、冷やし中華
さっぱりしている夏の野菜を取ることでつわりを軽減できます。お酢をかけることでも食べやすくなります。
ご飯を酢飯にして少し冷ましてから食べるとご飯が食べれる妊婦さんもいます。
冷麺もオススメです。

4、コーラ
炭酸と甘さでつわりが楽になるという方が多いです。
またガリガリ君(ソーダ味)も好評です。
砂糖の量は多いのが少し心配ですが、つわりで辛い場合は試してみてください。

まとめ
つわりで妊婦生活が不安になってしまっている妊婦さんの役に立てばと思いこの記事を書きました。
体の筋肉が硬くなっていると体に余分な熱が生まれてしまい吐き気を誘発してしまいます。
体の筋肉を緩ませることも大切なので自分一人だけだとつわりがなかなか改善しないという妊婦さんはアイバランス治療院へご相談ください

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