出産後に産前のパンツが履けなくなるママさんは多くいます。
出産の際にお腹の内側の腹筋がダメージを受けてしまい
体の中心の大黒柱が機能を失うので体が全体的に「フニャフニャ」になってしまい、お腹がポッコリしてしまいます。
特にお尻横の大転子(だいてんし)という骨の出っ張りにデニムやスカートが引っかかるって履けないというママさんがいます
大転子.jpg
骨盤を横から見た図です
昔のパンツやスカートは捨ててしまったという方もいます
捨ててしまうその前にカンタンにできる産後骨盤のセルフケア方法についてお伝えします
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目次

  • 産後の骨盤ってどうなっているのか
  • 産後の骨盤セルフケア方法
  • まとめ
  • 産後の骨盤ってどうなっているのか

    出産すると上の骨盤は閉じて下の骨盤(椅子の座ると当たる骨)は開いていきます、プラスお腹の大黒柱である腸腰筋(ちょうようきん)の機能も弱くなって体を支えられなくなってしまいます
    そのため、体が猫背になりガニ股になってしまいます
    そのためお尻の横の骨が出っ張ってしまいます
    もう一つ出っ張らせる原因として
    お尻の横の中臀筋(ちゅうでんきん)という筋肉は骨盤を開かせます出産や育児の姿勢により中臀筋が過度に緊張状態が続くので骨盤が開いてしまいます
    妊娠中もお腹が大きくなってくるとガニ股になって歩いてしまうのも中臀筋を多く使ってしまう原因の一つです
    この中臀筋の緊張状態を取り除くことでお尻の横の骨を引っ込ませて
    外側に力が入っていた体が内側に絞れるようになり、ポッコリお腹を締められる方向に向かわせることができます
    そうすると産前のパンツが履けるようになります
    中臀筋を緩ませるカンタンなケア方法をお伝えします
    これを行なってから履けないパンツを履いてみて下さい

    産後の骨盤セルフケア方法

    用意するものはテニスボールです
    キレイなテニスボール.jpg
    手順
    1、横向けになる(下にヨガマットなどあればベター)
    2、骨盤の前の骨とパンツが引っかかるお尻の横の骨の中間にボールを置く
    3、その上に乗って3分間動かずにジワーっと筋肉が緩むのを感じる
    1、横向けになる
    下が柔らかいところではなく、フローリングや畳の上、ヨガマットなどを敷くとテニスボールが滑らなくていいです
    2、ボールの位置
    前の骨盤の出っ張っている骨とお尻の横の骨です
    この中間にボールを置いて体重をかけていきます
    正確にこの位置でなくていいのですが、横の骨に当たらないようにして下さい
    少し体を後ろに倒すとジワーッと筋肉に刺激が入ってきます
    最初は人によっては筋肉が固まっていると痛いかもしれませんが1分間すると筋肉が柔らかくなってきて痛みが和らいできます
    3、時間
    この状態で3分間ゴロゴロ動かさないで筋肉が溶けて行くような感覚を感じて下さい
    反対側も同様に3分間行なって下さい
    頻度としては1日に2回ほど時間がある時に行なってもらうと
    徐々に骨盤がしまっていきます
    朝に腰が固まって起きるのが辛いというママさんもいます
    その時はテニスボールを夜寝る前に行なって頂くと朝が起きやすくなります
    テニスボールの筋肉リリースが終わりましたら履けなかったパンツを履いてみて下さい
    履ける方が多いですし履けなくても先ほどより上がると思います

    まとめ

    テニスボールをした後によく言われるのが
    「立った感じがしっかり立てる」
    「お尻の横の骨が引っ込んだ感じがする」
    「骨盤がしまった感じがする」
    などです
    あまり1日で効果を出そうとしてゴロゴロ強く動かしてしまうと
    出産から産後で固まった筋肉が緩みすぎて次の日に体がだるくなってしまう事がありますので
    やりすぎには注意してください
    ゴロゴロ動かすのではなくジワーっという感じで行ってください
    産後は自分が思っている以上に体にストレスとダメージがかかっていますので
    お子さんの為にも自分自身がケアできるように時間をつくってやってみて下さい
    もし骨盤が歪んでいるかプロに見てもらいたいママさんはこちらをご覧ください

    産後ケア専門院アイバランス治療院のホームページ