お子さんを出産して育児をしていて上位の訴えで多いのが「授乳」に関する悩みです。
「胸が詰まって痛い」
「しこりが痛くて辛い」
など訴えるママさんは全体でも20%になると言われています。特に出産後1ヶ月以降に起こります。
乳腺炎には母乳が溜まって起こる「うっ滞性乳腺炎」と細菌が化膿して起こる「化膿性乳腺炎」があります。
母乳がうっ滞することで細菌が母乳の中で増殖してしまい化膿性乳腺炎になってしまうのでどちらも母乳の流れが悪い事が原因になります。
乳腺炎は初期の段階でケアをして母乳の流れをよくすることで乳腺炎をケアすることができます、当院で実際に効果を出しているツボについてお伝えしていきます。このツボをしっかりとマッサージしたママさんからは「母乳の出が良くなった」という声が多数ありますのでぜひお試しください。

【目次】

これが乳腺炎の初期症状

乳腺炎の初期症状で多いのが
・授乳しているとチクっという様な痛みがある
・胸全体が熱を持っている
・赤みが出ている
・ドロッとした黄色い母乳が出る
・しこりがあって触ると痛みがある
・微熱が続いている
・乳首に白い塊ができている
これが乳腺炎の初期に起こる症状です。

ひどくなるとインフルエンザほどの高熱が出たり、状態がひどいく膿が溜まっていると切開をすることもあります。
何かおかしいと思ったら医師や助産師に早めに相談することが大切です。

一般的な乳腺炎の対策

母乳が溜まっている状態のうっ滞性乳性炎であればこまめに3時間おきに授乳をする事で改善していく場合があります。
搾乳することも大切なのですがやりすぎてしまうと脳がもっと作らなければいけないと思い母乳の量が多くなってしまい、搾乳したときはいいけど時間が経つと
胸に張り感が出てしまうママさんがいますので、母乳を無理やり全部絞りすぎないで残っている感覚があっても自然と出る分だけにしましょう。
手で搾乳するときは爪で乳首を傷つけてしまうことがあり、そこから細菌が侵入して化膿することがありますので爪を切って手を消毒してから行ってください。
出産後1ヶ月は母乳の出が悪いママさんがいますが、2ヶ月目からはしっかりと母乳の出が良くなったというママさんもいます。
もし母乳の出が悪いと思ったら以下のツボを試して見てください。

母乳の出が良くなるツボ

乳腺炎の原因の一つは胸周りの筋肉に張りによるものがあります、胸は大胸筋によって支えられています。
大胸筋が張ることによって乳腺が硬くなってしまい母乳の出が悪くなってしまい乳腺炎になってしまいます。

ツボ1 雲門(うんもん)
場所:鎖骨の下を肩の方に沿っていくと窪みがあります。そこが雲門のツボになります。
ゆっくりと中の方に指を入れていくとコリコリとした固い筋肉がありますので指を揺らしてほぐしてください。

ツボ2 天宗(てんそう)
場所:自分の手を反対の肩を触る様に置くと手の指先に肩甲骨の骨を触れることができます。そこが肩甲棘(けんこうきょく)という骨の部分です。
肩甲棘の下にツボがあります。
中指で揺らす様にマッサージをすると効果的です。
特にここは母乳の出が良くなるツボです。

ツボ3 膻中(だんちゅう)
場所:胸の中央部分で胸骨(きょうこつ)という骨の中央部分のところにあります。
ここをこぶしの部分で上下にグリグリしてください。
最初慣れるまでは優しくさする程度で行ってください。結構痛みがあると思いますが30秒ほど行うと胸が開けて息が吸える感覚があります。

ツボ4 合谷(ごうこく)
場所:親指と人刺し指の間の水かき部分
産後のママは抱っこで親指を多く使うことが多いため親指の筋肉が固まってしまいます。
親指の筋肉は胸の前の筋肉と繋がっているため親指を使っていると胸の筋肉が固くなってしまい、乳腺を圧迫します。親指の筋肉を緩めることも乳腺炎の予防になります。

まとめ
「旦那とケンカした後に胸が詰まった」と言われるママさんがいます、怒ることで筋肉がこわばって乳腺も硬くなり母乳の出が悪くなることがあります。
肩が凝っている、腰が痛い、指が痛いなど筋肉の張りがあるときは乳腺炎になりやすいので注意が必要です。
日頃から体の筋肉をほぐす様にしてください。
しかし自分で力を抜くのは難しいのでお辛くなる前にアイバランス治療院へお越しください。

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