産後の骨盤矯正と調べると
「産後の骨盤矯正をしないとダメ」と
多くの専門家の方が言っています。
ママ自身も骨盤が出産前とは違う感覚があります。
やはり産後の骨盤はダメージを受けていてケアをしなければいけません。
しかし、「赤ちゃんも小さいし、見てくれる人もいないから自分の時間なんて持てないから骨盤ケアなんてやっているヒマない」
というママさんのために産後の骨盤はどうなっているのか簡単に理解できて、自分でも骨盤が歪んでいるかわかるセルフチェックのやり方と骨盤のセルフケアの方法を記事にしました。
3分ほどで読めますので最後までご覧頂いて、ご自分の骨盤の状態を改善して頂いて体調を整えてください。
【目次】
出産後の骨盤の状態はどうなっているの?
産後のママさんは妊娠中から産後の骨盤のことを調べていて
「出産すると骨盤が開く」
と言われているのが一般的です。
実際に出産時には「リラキシン」という骨盤の靭帯を緩ませるホルモンが出るため
出産後には骨盤がグラグラになってるという感覚があります。
産後の骨盤が開くというのは半分正解で半分は不正解です。
産後の骨盤は骨盤の上部が閉じていて、下部が開いているということです。
分娩の最終的には椅子に座った時に当たるお尻の骨のところ(坐骨(ざこつ))が開いています。
その反動で上の関節部(仙腸関節(せんちょうかんせつ))は閉じるようにロックがかかります。
この仙腸関節が閉じてロックがかかると以下の様な体の不調が出ます。
・歩くとガニ股になる
・内ももに力が入らない
・骨盤がグラグラする
・骨盤が機能しなくなり腰痛になる
仙腸関節のロックを取り除き、出産前の骨盤の状態にもどして骨盤の機能を回復することで
骨盤の下部の部分の開きを閉じることができます。
このままにしておくとどうなるの?
骨盤の上部が閉じて、下部が開いたままになると体の内側の筋肉が弱くなってきます。
体の内側の筋肉はいわゆるインナーマッスルと呼ばれていて、家の大黒柱の様に体を支えています。
産後にインナーマッスルが使えなくなると
・尿もれ(尿を自分で我慢する筋肉が弱くなるため)
・子宮下垂(子宮を支える靭帯が弱くなり子宮の重さで下垂しやすくなる)
・腰痛(立った時や歩いた時に体の左右のブレが大きくなり腰に負担がかかる)
・腱鞘炎(赤ちゃんを抱っこした時に体の軸がなくなると、本来地面に逃げるはずだった赤ちゃんの体重が腕にかかるため)
・恥骨痛(骨盤周りの筋肉が外側に向かって外に開く力が強くなるため恥骨が引き剥がされる様になり痛みが生じる)
などの産後特有の体の不調が起こります。
特に産後の骨盤は3〜6ヶ月の間に骨盤のケアをしてあげると有効と言われておりますが私の考えとしては
1ヶ月からでも産後の骨盤ケアをした方がいいと考えています。
その理由としては足の捻挫を思い出してください。
程度にもよりますが1週間弱固定をして腫れが引いてくるタイミングで今度は足の関節を動かしていきます。
なぜなら固定をし続けると筋肉が固まり、脳が足を動かすことを忘れ、足関節が固まってきてしまいます。
足関節が固まって動きにくくなると足関節を動かそうと思い周囲の筋肉が怪我の前以上に頑張って動きます、その結果今度は足関節の周囲の筋肉がダメージを受けてしまいます。
産後の骨盤も同じ様な感じで出産時には骨盤周りの筋肉がダメージを受けて捻挫をした様な状態になります。
骨盤周りの筋肉が炎症を起こしているので最初の段階は骨盤ベルトなどをつけて固定をしていた方がいいです
1〜2週間ほど経ったら「恥骨が痛い」「帝王切開の傷口が痛い」など特別な事情がない限り骨盤ベルトは取ってもらい
今度は炎症が治まった筋肉を元の様に動かす必要があります、元の筋肉が動かないということは周囲の筋肉が頑張って動いてしまう事で
骨盤周りのダメージが拡大していってしまいます、産後の骨盤周りの筋肉は内側がダメージを受けて動かなくなり外側の筋肉が過剰に働くことで骨盤の下部が開き、上部の仙腸関節が閉じてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
そのためダメージを受けている筋肉を早めに調整をしてあげることが大切なのです。
「私の骨盤は開いているの?」自分でわかるセルフチェック
骨盤の上部の関節である仙腸関節が閉じていてロックがかかっていると骨盤の動きが悪くなります。
上部が閉じていると、骨盤の下部が開いているのでいわゆる【骨盤が開いている】状態になります。
実際に骨盤が開いているか簡単に確認する方法がありますのでご紹介します
1、まず、天井を向く様に仰向けになってください
2、膝を曲げて下さい
3、このまま左右に膝を倒して下さい
4、床まで膝が倒れば骨盤の開き具合は少ないです、床まで倒れない場合は骨盤が開き気味です
5、左右によって倒しやすさの差があれば骨盤の歪みがあります
膝が床までつかなかったり、左右で倒す感覚が違う場合は骨盤のセルフケアを行って下さい
自分でできる産後の骨盤セルフケア方法
目的としては出産によってダメージを受けていて固くなっている筋肉をほぐして動きを回復させることで
仙腸関節のロックを取り除き、骨盤下部の開きを改善させていきます。
1、まずはテニスボールを用意して下さい
2、骨盤の前の出っ張りとお尻の横の出っ張りを結んだ線の中央部から後ろに指4本分のところが産後の骨盤を改善させるツボです
3、横向きになり先ほどのツボに当たる様にテニスボールを下に置きます
4、そのまま3分ほどジワーっと動かさないで横向きの姿勢のままで待ちます
5、筋肉のダメージが大きいと最初は痛いと思いますが3分ほど行うと痛みが最初よりは少なくなります、終わったら反対側も同様に行ってください
1日の回数としては慣れないうちは1回を目安に行い、慣れてきたら2回3回と増やして下さい。
注意として痛みが2分しても取れない場合は筋肉のダメージが強いので分数を減らして行って下さい。
頑張ってやりすぎると次の日に体が重くなったりしますので心地いい痛いけど気持ちいいぐらいを目安に行って下さい。
このテニスボールを2週間続けるだけで産後の骨盤のケアになります。
反応がいい方ですと一回行うだけでも骨盤が締まり、「出産前の履けなかったズボンが履ける‼︎」といった声もあります。
まとめ
出産は人生の中で一番と言っても過言ではないほどママの体にダメージを残します。
しかし体の痛みを我慢をしている方や、どこに行ったらいいのかわからないママも多いです。
早めのケアが大切なのでもし自分だけではできないと思いましたら当院までご連絡下さい
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