大変な出産を終えて休む間も無く授乳やオムツ替えの育児が始まり生まれたばかりの赤ちゃんだと夜昼も関係なく2時間おきに泣き出して授乳をしなければなりません、出産でダメージを受けているママの体もよりきつくなってきます。
昔は「産後の無理は一生祟る」と言われています。
一生まではないにしても授乳によりタンパク質やビタミンが授乳により赤ちゃんに行くため「抜け毛」や「白髪」など体が老化して行くのが目に取ってわかるママもいます。
筋肉や内臓も疲労しており体のバランスが変化して妊娠前の姿勢とは違くなります。
よく「骨盤矯正をした方がいい」と言われます。
実際に産後は骨盤の周りも筋肉が捻挫しているような状態になり、固まってしまいます。
骨盤の周辺の筋肉が固まってしまうと背中や腰、股関節に負担がかかり腰痛や股関節痛を引き出してしまいます。
しかし骨盤矯正っていつから行えばいいのかわからないというママさんが多いです。
そこで骨盤矯正はいつから行えばいいかお伝えしていきます。
また、帝王切開の時の骨盤矯正や骨盤ベルトを巻く時期なども合わせてご紹介します。

【目次】

整体の骨盤矯正はいつから

出産直後の骨盤の筋肉は炎症をしています。
例えていうと足関節を捻挫した時のように腫れている状態です。
腫れているところは基本的に固定をして炎症を静まるのを待たなければいけません。
なので足関節も固定するのと同様に安静にしてください。
しかしあまりに長く安静にしていると骨盤周りの筋肉が固まってしまい回復が遅くなってしまいます、足関節の捻挫の治療も最初は固定をしますが1〜2週間したら固定を取りリハビリをしなければいけません。
なので産後の骨盤も安静にしたあとは骨盤のケアを早急にしなければいけません。
そこ期間は約1〜2週間です。
なので体のことだけを考えたら骨盤矯正は1ヶ月あたりから行うのが効果的です。

帝王切開時の骨盤矯正の注意点

まずは傷口の回復が大切です、ピッタリしたショーツを履くと傷口にあたりかゆみが出る場合があります。
キツめのガードルも同様にやめましょう。
「帝王切開なら骨盤は開かないから大丈夫では??」と思っているママさんも多いですが、妊娠中にも骨盤は重さで広がりますし、出産が近くなると骨盤を開くホルモンが放出されて骨盤は開いています。
またお腹の筋肉を切っているため自然分娩より体のダメージが大きく回復にも時間がかかります。
帝王切開の傷口の赤みが引いてきて、ツッパリ感がなくなってから骨盤のケアをしていただくといいですね。
生理の回復は帝王切開だと遅れるかもと思っているママも多いですが、帝王切開だからといって自然分娩と違いがあるかというとそうではありません。
やはり個人差があって約8ヶ月ほどで生理が再開しますが特別に焦る必要はありません。
ただ出産してから1年以上経過して断乳してから3ヶ月以上経過している場合は一度婦人科に受診した方がいいです。

産後のストレッチはいつから?

産後のストレッチはいつから?
出産してから1ヶ月検診を受けて健康状態に問題がないとされた時から始めるのがベストです。
特に骨盤周りの筋肉をほぐすようにストレッチして頂くと効果的です。
悪露が完全に排出されていない方は骨盤周りのストレッチを行うことは排出を促すためにはとても有効な方法ですのでこちらのストレッチを行い下さい。

「産後の骨盤ケアストレッチ(ソフト編)」
1、あおむけになり膝の下を持ち太ももをお腹につけるようにします
2、ジワーッとお尻全体が伸びるようにしてください

「産後の骨盤ストレッチ(ハード編)」
1、あおむけでストレッチをする側の足を反対の膝の上に乗せていきます
2、乗せた側の膝を曲げていきます、乗せた側の膝を床につけるようにします
3、お尻の外側が伸びる感覚があるまでストレッチをします

産後の骨盤ケアストレッチの注意点としては強く筋肉をストレッチをするのではなく
「痛気持ちいい」という感覚でジワーッと行ってください。
産後の体は自分が思っているよりダメージを受けていますので、特にストレッチを始める場合は時間を短く刺激は優しめにして
慣れてきたら徐々にストレッチの強度を強めていってください。
しっかりと骨盤のストレッチケアができると腰痛や骨盤のグラグラ感がなくなりますのでお試しください。

 

骨盤ベルトはいつまでつける?

産後のママさんでよくある質問で
「骨盤ベルトはいつまでつけていればいいのかしら?」という質問が多いです。
まず腰が痛くなくて、骨盤のグラグラしている感じがなければ骨盤ベルトは出産後2週間でとった方がいいです。
先ほどの足関節の捻挫と同じ理由で固定し続けてしまうと骨盤周囲の筋肉や腹筋が弱くなってしまい骨盤ベルトなしでは骨盤が安定しなくなりますので、痛みがなければできるだけ早く骨盤ベルトを取り骨盤のケアを行うと産後の骨盤の回復が早くなります。
骨盤ベルトをつけなければいけない場合として
「恥骨が痛い」
「骨盤がグラグラする」
「子供を抱っこすると体が痛い」
など痛みがある場合はまだつけて頂いて痛みが引いてきてから徐々に骨盤ベルトを取って下さい。
帝王切開の場合も傷口が安定するまでは骨盤ベルトをつけて下さい、帝王切開の傷口に骨盤ベルトが当たって痛みが出る場合は薄いタオルをショーツの上に敷いてもらうと当たっても痛みがなくなりますのでお試しください。

まとめ

まず出産後は2週間ほど骨盤ベルトを締めてもらって
腰の痛みや骨盤のグラグラ感がなくなれば骨盤ベルトを取ってもらい、ストレッチや骨盤矯正などを受けるようにしてください。
帝王切開の場合は傷口の赤みが引いて、傷口に触れても痛みがない状態になったら産後の骨盤ケアを始めてもらうといいです。
日本のママは「我慢することが美德」の文化がまだ根強く残っていて自分の事より子どもの事と考える傾向があります。
しかし、ママの体調を整えることで育児も頑張れますのでしっかりと骨盤ケアを行って楽な体でお子さんを喜ばせてあげてください。

産後の骨盤矯正ならアイバランス治療院へご相談ください

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